Q. アイラッシュサロンの在庫は、どう管理すればいい?
アイラッシュサロンでは、ラッシュ、グルー、テープ、リムーバーなどを品目ごとに分け、数量と単価を記録します。種類やサイズが多い商材はカテゴリーをそろえ、棚卸しで実際の残量を確認すると、在庫状況を把握しやすくなります。
アイラッシュ・まつげサロンの在庫で特に管理しにくいのが、種類・太さ・長さ・カールの組み合わせで品目が増えていくラッシュ(エクステンション)です。さらに、グルーやリムーバー、テープ・アイパッチなどの消耗品も施術のたびに減っていきます。この記事では、アイラッシュサロンの商材の特徴に合わせて、品目の整理方法と棚卸しの考え方をまとめます。
アイラッシュサロンで管理する主な商材
アイラッシュサロンの在庫は、「ラッシュ」「グルー・リムーバーなどの液剤」「テープやアイパッチなどの消耗品」「店販商品」に分けて考えると整理しやすくなります。品目の増え方や減り方がそれぞれ違うため、グループごとに登録や数え方のルールを決めておくと、棚卸しを進めやすくなります。
- ・ラッシュ:種類・太さ・長さ・カールなどが異なるエクステンション
- ・液剤:グルー、リムーバー、前処理剤など
- ・消耗品:テープ、アイパッチ、マイクロブラシ、コームなど
- ・店販商品:まつげ用美容液やクレンジングなど、お客様に販売する商品
まつげパーマなどのメニューも行っている場合は、その施術で使う薬剤を別のグループとして登録しておくと、エクステンション用の商材と区別しやすくなります。
ラッシュは組み合わせの数だけ品目が増える
ラッシュは、種類・太さ・長さ・カールの組み合わせごとに別の商材になるため、何を1品目とするかを最初に決めておくことが大切です。たとえばカールが3種類、長さが6種類あるだけで組み合わせは18通りになり、太さや種類が加われば品目数はさらに増えます。
組み合わせごとにすべて登録すると、棚卸しで数える行数が多くなります。一方で、まとめすぎると、どの長さやカールが残っているのかが分からなくなります。よく使う組み合わせは個別に登録し、使う頻度の低いものはシリーズ単位でまとめるなど、店舗で管理する粒度を決めておく方法があります。
品目名とカテゴリーの付け方をそろえる
ラッシュの品目名は「種類・太さ・カール・長さ」のように表記の順番をそろえ、カテゴリーも種類やメーカーごとに分けておくと、棚卸しのときに探しやすくなります。表記がスタッフごとに違うと、同じラッシュが別の品目として登録され、在庫数が分散してしまうためです。
- ・「フラット 0.15 Cカール 10mm」のように、毎回同じ順番で書く
- ・mmなどの単位や記号の書き方を統一する
- ・新しい商材を導入したら、仕入れたタイミングで同じルールで登録する
トレー・ケース単位で数え、使いかけは割合で記録する
ラッシュは、トレーやケースなど仕入れたときの単位で数え、使いかけのものは残っている列の割合などを目安に小数で記録する方法があります。1本ずつ数えるのは現実的ではないため、店舗内で目安のルールを決め、毎回同じ方法で数えることが大切です。
- ・未使用のトレー → 1
- ・半分程度の列が残っているトレー → 0.5
- ・4分の1程度の列が残っているトレー → 0.25
1つのトレーに複数の長さが入っているミックストレーは、長さごとではなくトレー単位で1品目として登録すると、数え方を統一しやすくなります。ここでの数値は実際に本数を数えた値ではなく、店舗内で比較を続けるための目安です。
グルー・リムーバーはボトル単位で数え、開封日も控えておく
グルーやリムーバーなどの液剤は、ボトル単位で数え、開封済みのものは残量の目安を小数で記録すると、在庫として管理しやすくなります。あわせて、開封した日をボトルに書いておくなど店舗の運用で控えておくと、どのボトルから先に使うかを判断する材料になります。
グルーの開封後の扱いや保管方法は、商品によって異なります。使用の目安は各メーカーの表示や説明を確認し、店舗で判断してください。この記事では、使用期限や保管条件について特定の基準を示すものではありません。
テープ・アイパッチなどの少量消耗品
テープやアイパッチ、マイクロブラシなどの消耗品は、1回あたりの金額は小さくても施術のたびに減っていくため、箱やパックの単位で数えておくと材料費の把握につながります。数の多い消耗品を1枚ずつ数えると時間がかかるため、仕入れたときの単位で記録するのが実務的です。
開封済みの箱は、残りが半分程度なら0.5のように目安で記録します。単価の低い消耗品は、すべてを細かく管理するよりも、数え方のルールを決めて続けることを優先すると、棚卸しを続けやすくなります。
数量・単価・在庫金額で在庫を確認する
アイラッシュサロンの在庫は、品目ごとの数量に単価を掛けた在庫金額で確認すると、ラッシュ・液剤・消耗品のように数え方の違う商材を同じ基準で比べやすくなります。品目数の多いラッシュは、1品目あたりの数量が少なくても、合計すると大きな金額になっていることがあります。
以下は、計算の仕組みを示すための架空の例です。
- ・ラッシュ(Cカール 10mm):1トレー1,500円 × 2.5トレー = 3,750円
- ・ラッシュ(Dカール 11mm):1トレー1,500円 × 1.5トレー = 2,250円
- ・グルー:1本3,000円 × 1.5本 = 4,500円
- ・アイパッチ:1箱2,000円 × 0.5箱 = 1,000円
この例では、ラッシュ2品目を合計すると6,000円になり、1品目ずつ見たときよりも大きな在庫金額になります。数値は計算方法を示すための仮のもので、業界平均や推奨値ではありません。
棚卸しの順番とExcelで管理する場合の注意点
アイラッシュサロンの棚卸しは、ラッシュ・液剤・消耗品・店販商品のように数えるグループの順番を決めて行うと、数え漏れを防ぎやすくなります。ラッシュは保管ケースの並び順と品目リストの順番をそろえておくと、品目数が多くても探す時間を減らせます。
月ごとの在庫金額を比較したい場合は、毎月できるだけ同じタイミングで棚卸しを行います。棚卸しの基本的な手順は、関連記事「美容サロンの棚卸しのやり方」で解説しています。
Excelで管理する場合は、品目・単価・数量・在庫金額の列を用意すれば基本的な管理はできます。ただし、ラッシュの組み合わせが増えて行数が多くなると、品目の追加や転記の手間が増えやすくなります。Excel管理で困りやすい点は、関連記事「美容サロンの在庫管理|Excel・紙管理で困りやすいポイントと改善方法」で整理しています。
Beautockでできること・できないこと
Beautockは、美容サロン向けの材料費・在庫・原価・粗利管理クラウドです。アイラッシュサロンでも、ラッシュ・グルー・リムーバー・消耗品・店販商品を品目として登録し、カテゴリーで分けて、数量・単価・在庫金額を管理できます。棚卸しはスマートフォンから入力でき、使いかけのトレーやボトルを0.5のような小数で記録できます。
一方で、バーコードでの読み取り、施術や販売のたびに在庫を自動で減らす機能、発注アラート・自動発注、POS連携、複数店舗での在庫共有には現在対応していません。在庫数量は、棚卸しで数えた結果を入力して管理します。
まとめ
アイラッシュサロンの在庫管理は、ラッシュ・液剤・消耗品・店販商品を分け、品目数が増えやすいラッシュは登録の粒度と品目名のルールを先に決めることが基本です。トレーやボトルは仕入れた単位で数え、使いかけは目安の割合で記録し、数量と単価から在庫金額を確認すると、在庫の状況を把握しやすくなります。
よくある質問
Q. ラッシュは長さやカールごとに別々に登録すべきですか?
A. よく使う組み合わせは個別に登録すると、どれが残っているかを確認しやすくなります。使う頻度の低いものはシリーズ単位でまとめるなど、店舗で管理する粒度を決め、毎回同じ単位で数えることが大切です。
Q. ラッシュの在庫は何トレーくらい持てばいいですか?
A. アイラッシュサロン共通の基準はありません。組み合わせごとの使用実績や、仕入先から届くまでの日数をもとに店舗ごとに判断します。持つ数量の考え方は、関連記事「美容サロンの適正在庫の決め方」で解説しています。
Q. グルーの使用期限はどう管理すればいいですか?
A. 開封後の扱いや保管方法は商品によって異なるため、各メーカーの表示や説明を確認して店舗で判断してください。開封した日をボトルに書いておくなど、店舗の運用で控えておくと、どれから使うかを判断する材料になります。
Q. Beautockはアイラッシュサロンでも使えますか?
A. はい。ラッシュ・グルー・リムーバー・消耗品・店販商品を品目として登録し、数量・単価・棚卸し・在庫金額を管理できます。ただし、バーコードでの読み取りや、施術・販売のたびに在庫を自動で減らす機能には現在対応していません。
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